こんにちは。
久しぶりの更新となってしまいました。
8月23日・24日に、櫻坂46の京セラドーム公演が2日間行われ、2日間とも見に行くことができました。今年一番楽しみにしていたと言っても過言ではないライブでしたが、その期待を大きく上回るものを見ることができました。
だからこそ、1ヶ月以上経った今でもその時のライブの熱が今でも濃く残っているし、ライブを思い出すと充実感に包まれて活力が湧いてくるくらい、心を大きく動かされ感動したライブでした。
今回はそんな櫻坂46の今年のツアーファイナル、京セラドーム公演2日目のライブレポートを書いていきます。
ドーム公演前に見所等をピックした記事も書いていますので、そちらもぜひ見ていただけたら嬉しいです。
~以下、ライブレポート~
8月24日、真夏の暑さをまざまざと感じさせる太陽に照らされながら向かう先は、櫻坂46「5th TOUR 2025 "Addiction"」のツアーファイナルの地である大阪・京セラドームだ。
今年の4月より愛知・福岡・広島のアリーナ公演、東京ドームを公演3daysを経て、グループ初となる京セラドーム公演が今年のツアーのラストを飾る。
前日のライブのMCでも関西出身のメンバーが京セラドームでライブができることへの喜びを語っていたが、大阪出身の筆者にとっても同じく、地元の京セラドームに大好きな櫻坂46が立つという事実には感慨深いものがある。
それだけ京セラドームが関西人にとって馴染み深く偉大な会場であるということで、今回の櫻坂46の初の京セラドーム公演が発表された時は嬉しかったし、ツアーファイナルということもライブへの期待をますます加速させていた。
前月には東京ドーム公演3daysを大成功に収め、グループ最大規模のツアーとなった「5th TOUR 2025 "Addiction"」。この京セラドーム公演2daysを成功させた時、櫻坂46はまた一歩確実に「最高地点」の次のフェーズへ進むだろうという確信と期待に満ちた胸中のもと、いよいよツアーファイナルのライブがスタート。
会場の照明が消え、お馴染みのオープニングSE「Overture」が流れ始めると、会場のBuddies(櫻坂46のファンの呼称)から歓声が沸き起こり、いよいよライブの始まりを実感する。
スクリーンには、紹介も兼ねメンバーが次々に映し出されるが、この京セラドーム公演では先日初舞台を終えたばかりの四期生を含め、現メンバーが誰一人欠けることなく参加することができている。
メンバー全員でツアーファイナルの京セラドーム公演を迎えてくれていることへの感謝の気持ちと共に、その全員の姿が見られることへの楽しみな気持ちが止まらない。
それと同時に、このツアーで何度も見てきている映像なだけに、この公演でツアーが終わってしまうのかという寂しさも感じられた。
「Overture」が終わるとダンストラックが流れる中、舞台セットである大きな「ADDICTION」の文字が光り、バックモニターには「SAKURAZAKA46」と大きく映し出される。
ステージ上部のミラーボールの光に照らされながら、それぞれピンクと黄緑の衣装を身に纏った二期生・三期生が登場。

メンバーがトラックに合わせ踊りながら、中央に立つ山﨑天と藤吉夏鈴がツインダンスを披露。
山﨑が「Buddies、準備はいいかー!」、続いて藤吉も「京セラドーム、行くぞー!」と煽ってくる。これにはテンションが上がらないわけがない。
ドームに響き渡るBuddiesの大声援を受け、満を持してイントロが流れる。
アルバムとツアータイトルにもなっている山﨑天と藤吉夏鈴のWセンター曲「Addiction」でライブが華々しく開幕した。

「It's show time!!」と言わんばかりの、櫻坂46のショーの始まりを思わせるような笑顔溢れる明るい演出で幕を開けた「Addiction」。
「Addiction」のアルバムが発売されてから各地方を回ったアリーナ公演、東京ドーム公演と、今回のツアーで幾度となく披露されてきたこの曲だが、ツアーファイナルにもなるとその集大成とも言えるような、ツアーを経て磨きがかかったチームがより一丸となったパフォーマンスであるように感じられた。
それは、楽曲の「二期生・三期生全員選抜」であることも相まっているのだろうか、冒頭のダンストラックからそのままにメンバー全員から笑顔が見られ、それを見ると幸せな気持ちになると共に目から自然と涙がこぼれてくる。
それは、Buddiesがメンバーのことを想い、メンバーもBuddiesのことを想っている。お互いが異なる日々を過ごし、乗り越えてきた中でようやく会うことができて、京セラドームという同じ空間を作り上げている。そんなこの空間がメンバーとBuddiesの愛に溢れていたからだろう。
メンバーも同じように思ってくれているなら嬉しいな、と思いつつメンバーに届けられるよう大声で「Hey!」とコールを叫ぶ。
櫻坂46のライブでは珍しく、1曲目から多幸感に包まれるステージとなった。
「Addiction」の余韻もつかの間、ロック調なBGMが流れ始める。
ステージに立つのは山﨑の一人。圧倒的な存在感を見せつけるソロダンスから披露されたのは2曲目「半信半疑」。

センター山﨑以外のメンバーは左右のステージにそれぞれ分かれてのパフォーマンス。
「Addiction」から一転、メンバーのシリアスな表情に一気に引き込まれる。
「半信半疑」は1stシングル「Nobody’s fault」収録の楽曲で、アリーナ公演での披露もなかったことから、意外な選曲となった。
1stシングル発売当時、ダンス・振り付けに苦戦していたセンターの山﨑も、今やパフォーマンスでグループを牽引する存在となるまでに成長している。
「半信半疑」でも一人で真ん中のステージに立ち、堂々と歌い踊りきる姿は1stシングル発売当時からは想像できなかっただろう。
今もなお成長を続け、ステージ上で余裕すら感じさせる山﨑のアウトロのソロダンスで垣間見える妖艶な表情には思わず息を飲んだ。
ソロダンスが終わり暗転すると、思わず飛び跳ねたくなるようなイントロを連想させるBGMが。
「客席でのジャンプ禁止」の京セラドームで飛び跳ねたくなる気持ちを押さえていると、センター藤吉とそれを取り囲むメンバーがステージに乗り浮上して現れる。
溜めていたものが爆発するかのようにステージ前方から特効で火花が鳴らされたのを合図に3曲目「Start over!」のパフォーマンスが始まった。

パフォーマンスに定評があるセンター藤吉の表情には、ツアーファイナルであることもあり、より気合いが入っているように感じた。
これまでライブのここぞ、という場面で披露されてきた櫻坂46屈指の人気曲「Start over!」だが、本ツアーで序盤に披露されたのは、それだけ櫻坂46の楽曲が充実してきている証拠とも言えるだろう。

感情剥き出しのパフォーマンスに圧倒され、早くもクライマックスかと思うくらい会場は熱気に満ち溢れていたが、ほんの少し足を休めるかのごとく一旦全員揃ってのMCへ。
キャプテンの松田里奈が、4月から回ってきたツアーもついにファイナルを迎えることを告げ、「みなさんがここに来たことは絶対に後悔はさせません。今日の櫻坂46の最高地点をぜひ目に焼き付けてください!みなさん覚悟はできてますか?」という煽りにBuddiesは大歓声で応える。
そこから会場内に雷鳴が轟き、稲妻が走る演出と共に次の曲「嵐の前、世界の終わり」へ。
メンバーは散り散りになってセンターステージや花道、ムービングステージも活用し、よりBuddiesの近くで迫力のあるパフォーマンスを披露した。

まさに「嵐の前」、これから始まる怒濤のライブパフォーマンスを予感させるような、そんな意味も感じられる披露であった。
先の曲から鳴り響く雷鳴に加え、パイプオルガンの音と血を連想させる真っ赤な照明演出から不気味な雰囲気の中始まったのは、三期生楽曲「Nightmare 症候群」。
センターの的野美青が玉座に座って大胆不敵な笑みを浮かべる表情が粋で、より楽曲の世界へと没入させられる。
音源やミュージックビデオはすでに公開されているが、上記のような演出と共に見られることは、楽曲の魅力を引き出し最大限に楽しむことができる、ライブならではの至高の時間だ。
「Nightmare 症候群」は実際にライブで見て「ライブ化け」したと思う楽曲の一つである。
暗転すると、雨が降る街の演出に森田ひかるが登場。
ベンチに座っていると、クラクションを鳴らした車が水溜まりを跳ね、森田にかかってしまう。苛立った森田はゴミ箱を豪快に蹴り倒し「チッ」と舌打ちしたところで、Buddiesから奇声にも似た歓声が上がるのと同時に赤い照明と不穏なBGMがかかる。
そこから披露されたのは、もうすっかり櫻坂46のライブの定番曲となっているクラップでの煽りも特徴的な「マンホールの蓋の上」だ。
ここまで楽曲の世界に入り込める圧巻のパフォーマンスを見せてくれているが、この曲ではセンターの森田をはじめ、メンバーのギアがもう一段階上がったように感じられた。

続いてサイレンと銃声が鳴り響く中、センターステージに田村保乃が現れて始まるのは田村がセンターを務める「流れ弾」だ。

「流れ弾」の曲中にトラックが差し込まれ、突如スタントマンが現れアクロバットを披露する展開に。
それらを田村が銃で撃って全て倒すことで曲が再開するという演出は、スリリングで手に汗握るものとなった。
ライブで何度も披露している楽曲でも、新しい演出を施すことで楽曲の新たな世界を見せてくれる、櫻坂46のライブの進化を実感する曲目となった。


BARのような場所に的野美青が迷い込む演出から、最新シングル「Make or Break」収録されている的野のセンター曲「ノンアルコール」が披露された後、スクリーンに映像が映し出される。
前曲からの演出が続く雨の街をフードで顔を覆った女性が電話ボックスで鳴っている電話を取る。電話を取ったところで顔が映ると、それは山下瞳月だった。
電話の内容から、電話の相手から追われており逃げて街から出ようとしてるのがわかる。
すると、いつの間にかステージ上に置かれていた電話ボックスの中から山下瞳月が現われる。

山下は田村、守屋麗奈とのダンストラックからそのまま自身がセンターを務める「自業自得」へ。
表題曲で二度もセンターを務めており、三期生のエースとも言える山下のダンスパフォーマンスは、身体のしなやかさを活かし魅せるダンスに釘付けになってしまう。
田村、守屋等先輩の二期生にも引けを取らない流石のものであった。
間奏では、曲がアレンジされダンストラックが追加。
センターの山下を中心にメンバーがさらに躍動するパフォーマンスに血沸き肉躍る。
「自業自得」の後、メンバーが入れ替わり三期生によるダンストラックへ。
村山美羽が真ん中に立つところからトラックはスタートした。

「自業自得」の曲がベースとなっているであろうダンストラックに、曲が終わってもこれでもかというくらいバキバキに踊り上げる三期生のダンスに目を奪われる。
最後は爆発音と共にフードを被った山下が街を出て行く映像が流れて終曲した。
まるで一本の映画を見ているような、曲中に物語性を感じさせられる演出であった。
続けて二期生が登場し「泣かせて Hold me tight!」を彷彿とさせるBGMに曲の披露を予感したが、またもダンストラックだ。
先の三期生のダンストラックも圧巻のものであったが、もちろん二期生も負けてはいない。堂々かつ次々に展開されるオリジナルのダンスパフォーマンスに目が離せなかった。
三期生のダンストラックから続けて二期生のダンストラックを披露することによって、流れの中で両方のダンストラックがより印象付けられた点に感心していた。
二期生のダンストラック後、守屋、大園玲、村山、向井純葉、村井優によるユニット曲「真夏の大統領」が初披露され会場を沸かせると、噴水が上がりモニターに蝶が映し出される景色と共に流れる前奏の後、再び二期生が純白の衣装を身に纏い登場し「紋白蝶が確か飛んでた」へ。

センターは美しい歌声も魅力的なキャプテンの松田。まさにグループを引っ張りみんなから愛されているキャプテンの松田が真ん中に立って嬉しそうに笑顔でパフォーマンスする姿は、今までグループを応援してきたBuddiesにとって感じる部分があるのではないだろうか。

ラストサビで、先にメインステージへ向かった他のメンバーに向かって一人花道を全速力で駆け抜ける松田の姿と、それを笑顔で迎え入れるメンバーの表情を見た時、涙腺が崩壊し涙が止まらなかった。
櫻坂46が満員のドームでライブができるまで大きくなれたのは、間違いなくキャプテンの松田および二期生が最前線で道を切り開いてきたことが大きい。
改めて「おめでとう、ここまでBuddiesを連れてきてくれてありがとう。」と感謝の気持ちを伝えたい。
そんな気持ちににさせてくれる、多幸感溢れるステージであった。

「まだまだ二期生、足りてないんじゃないですか?」と田村が煽ると「ドローン旋回中」へ。
二期生がトロッコに乗ってアリーナを周回し、よりBuddiesの近くに来てくれた。
続けて小田倉麗奈がセンターを務める三期生曲「恋愛無双」を披露すると、今度は「夏の近道」で三期生がトロッコに乗りアリーナを周回しながらパフォーマンスした。
ライブパフォーマンスに力を入れている櫻坂46だが、ファンであるBuddiesとの交流も大切にしている。
いつかのライブのMCで松田が「心はゼロ距離」と表現していたが、ドームレベルの大きな会場でライブをするようになってもメンバーが近くに来てくれるのはやはり嬉しい。

そして二期生、三期生ときて、ここで満を持して四期生が登場。
後方のステージからそのままステージごと移動し花道を通ってメインステージへ。
グループ最年少の山田桃実センターの四期生曲「死んだふり」をパフォーマンスした。
6月に開催された四期生初舞台となった「First Showcase」からまだ間もないが、会場がドームであっても堂々とパフォーマンスする姿には、櫻坂46の未来は明るいと感じさせてくれる。

四期生のパフォーマンスが終わると、センターステージからメインステージへ、花道を藤吉が歩く。メインステージに到着し儚げな雰囲気から「偶然の答え」を披露すると、雰囲気はそのままにステージの上から雪が降り出す。
都会の雑踏の中に佇む山下。そんな演出から始まるのは、櫻坂46屈指のバラード「TOKYO SNOW」だ。

続けて11thシングルのBACKSメンバーが高所にある剥き出しのセットに座って歌う「Nothing special」では、当たり前だと思っていたことが当たり前でなかったと気づかされる。
また、センターの中嶋優月をはじめ真っ直ぐに歌い上げるメンバーの表情からも、特別なことがない日常の中で、それでも信じたいと願う強さを感じさせられた。
そして、ドラマッチックに展開されるパートを締めくくるのは、床に横たわる山下の「僕は暗闇が怖くて 部屋の灯りを点けたまま寝る」という歌唱から始まる「I want tomorrow to come」。
光速高難度のダンスを繰り広げ、2番に差し掛かると選抜メンバーに加え、なんと四期生もステージに登場。
ステージを二段使い、二期生・三期生の選抜メンバーと共にパフォーマンスを披露した。これには驚かされるサプライズであった。

6月に行われた四期生の初舞台「First Showcase」のライブパートにて最後に披露された曲でもあるが、当初セットリストに入っていなかった「I want tomorrow to come」を急遽披露することとなり急いで振り入れをしたことを四期生は語っていた。
この「I want tomorrow to come」を見て、ドームで二期生・三期生の選抜メンバーと共にパフォーマンスするのを見越して「First Showcase」でも披露することとなったのだろうかとさえ思うほどに、四期生のパフォーマンスもさらに研ぎ澄まされたものとなっていた。
二期生・三期生と同じステージに立つことによって「First Showcase」を経て、四期生が櫻坂46の一員となったことをより強く実感するのと同時に、近い将来、次のシングルの楽曲からは四期生も選抜メンバーとして参加しているかもしれない、と感じさせるパフォーマンスであった。
「I want tomorrow to come」が終わると、照明によってドームの天井に「BACKS」という文字が映し出される。
センターステージに目を向けると、12thシングルのBACKSメンバーが登場。
ダンストラックでは最初BACKSメンバーそれぞれが散り散りに踊ってたが、最終的に中央に集まる形となり、BACKSメンバー一丸となってパフォーマンスする姿が見られた。
ダンストラックが終わり、中央に立つ石森璃花にスポットライトが当たると石森はBuddiesに向かってある一言を言い放つ。
「見てて?」
その一言にドーム中のBuddiesの心はどれだけ振るわされただろう。
天井をぶち破ってしまうのではないかというほどの野太い歓声と黄色い歓声がドームに響き渡ったのと同時に、「港区パセリ」のイントロが流れ曲に入っていった。
「見てて?」、たった一言でこの破壊力である。
補足するが、ドーム公演よりBACKSメンバーのダンストラックの最後に石森が一言煽りの言葉を発するのがお決まりとなっていた。
公演後にSNSを見ると、石森の煽りの一言が良かったポイントとして語られることが多く、Buddiesの間でも話題であった。
しかし、前月の東京ドーム公演~前日の京セラドーム公演1日目までは石森の煽りの台詞は「いくよ?」であった。
これまでにドーム公演を一度でも見ていたBuddiesならば、「いくよ?」が来るぞ...と身構えていただろう。筆者もその内の一人であった。
そんな状況での、「見てて?」である。
ツアーファイナルの特別版であろうか、良い意味で期待を裏切りすぎている。これまで会場を沸かせてきた「いくよ?」を手放し、予定調和を裏切り、「見てて?」でさらに更新してみせたのだ。それをツアーファイナルの土壇場でしてみせた石森の度胸は大したものである。
一夜限りの「見てて?」に沸き上がる感情を目一杯に乗せ「港区パセリ」のコールを叫んでいた。周りのBuddiesも同じ気持ちだろう。会場もさらに熱い盛り上がりを感じた。
たった一言で会場の空気を変えてしまった。石森璃花、恐るべし。

BACKSメンバーのパフォーマンスが終わると、メインステージでは唐突にステージを一杯に使ったサーカスが始まった。

演出の一部ではあるが、なんと本物のサーカス団が登場し本気でサーカス芸を始めたのだ。
「流れ弾」の曲中に登場したスタントマンといい、ライブ中に櫻坂46以外の人物がステージに上がってパフォーマンスするのは初であり、これにはさすがに驚きであったが、プロのサーカスショーとして純粋に見ていて楽しい。
そして、ピエロが床に置いた鞄を開けるとなんと、中から森田が登場!
会場に沸き上がる歓声と共にサーカス団をバックにしながら「UDAGAWA GENERATION」のパフォーマンスが始まる。

ミュージックビデオで守屋が大砲となって飛ばされる「れなぁ砲」が実際にステージで行われたり、森田が持っていた草が花になる手品を披露したりと、曲中でもサーカス芸を披露し会場を沸かせた。
次から次へと起こるサプライズに、もうどこを見て追えばいいかわからなくなるほどの情報量だ。

「UDAGAWA GENERATION」が終わると、間髪入れずにイントロが流れメンバーが花道を駆け抜けて来る。
「おいBuddies、お前らの本気見せてみろよー!!」と山﨑の煽りから始まったのは「何歳の頃に戻りたいのか?」だ。
底なしの明るさでグループを太陽のように照らす山﨑の煽りは、いつも我々に元気を与え奮い立たせてくれる。
山﨑に煽られると「最高地点」へも、その先へも、どこまでもいける気がしてくる。
山﨑の煽りに呼応するようにBuddiesも全力のコールで応える。
ラストサビの直前、山﨑は「Buddies、いつもありがとうーー!!」と再度煽りを入れる。この煽りに応えないことなどあるだろうか。いつもありがとうと言いたい、叫びたいのはむしろこちらの方である。
さらにギアを上げたライブは、ここから一気に終盤へと突入する。

続く「もう一曲 欲しいのかい?」で煽りはさらに加速。
山下が普段聞かないドスの効いた声で「おいおいBuddies、まだまだ声出せるよなー?京セラドーム、まとめてかかってこい!!」と煽り倒すと会場の熱はさらにヒートアップ。
三期生ながら表題曲のセンターをすでに複数回経験している山下。本人の人柄的にも曲の煽りをするイメージはこれまでなかったが、グループを引っ張っていく存在となっているのは間違いない。その自覚もあってのことなのだろうか。
そんな山下が最高の煽りを見せてくれている。これに応えないわけがない。
会場の全Bddiesが立ち上がって腕を振り上げ、大きなクラップによって"態度で示し"ていた。

メンバーの煽りに応えたことを讃え、最後に山下が「Buddies、ありがとうーー!!」と叫びを上げ終曲。ここで会場の熱気は最高潮へ!
会場もペンライトによって真っ赤に照らされる中、「Addiction」のアルバムにも収録されている「Interlude #1」からそのままの流れで披露されるのは、ライブでの盛り上がりも必至、満を持しての「承認欲求」!

デッドゾーンへと突入しているほどに沸き立つ熱気の中、センターの森田を中心に一糸乱れぬパフォーマンスを魅せる!
それに感化され、Buddiesも拳を高らかに上げコールを叫ぶ!!
それを受けて、メンバーはさらに感情湧き立つパフォーマンスで応える!!!
我々が本気で気持ちをぶつければ、櫻坂46は本気のパフォーマンスで返してくれる。
まさに本気と本気のぶつかり合いだ。
櫻坂46とBuddiesが集い、お互いに気持ちをぶつけ高め合うことでしか味わうことができない、本気の熱を帯びたライブ空間が広がっている。
この最高の空間が終わって欲しくない。思い浮かべたその願いも儚く、スクリーンには大きく「LAST SONG」の文字が映し出される。ライブはいよいよクライマックスへ。
的野が一人高台に現れ、ソロダンスを見せる。
雷鳴が轟き、雷に打たれて飲み込まれるかのような映像演出に息を飲む。
ここにきて最後に披露されるのはもうこの曲しかない。ラストを飾るは、的野センターの最新シングル「Make or Break」!

「Make or Break」はクールなダンスパフォーマンスが魅力の楽曲。
ここまで何十曲も踊ってきてまだここまで動けるのか、というくらいメンバーがキレキレに踊り上げるのだが、ライブのラストスパート、最後の力を振り絞りながら気力で踊っているのが感じられたのが印象的で、こちらも最後まで目に焼き付けようと必死に食らいついていた。
あと少し、最後まで頑張ってくれ...!と思いながら「Hey!」とコールをぶつける。
この声がほんの少しでもメンバーの力になっているのならば、声を枯らすことも厭わない。
まさに「最高地点」へ到達せんとするライブのフィナーレである。
「Make or break...」
曲の最後に的野が発して少しの間の後、スクリーンに大きく「END」と映し出されると同時に火花がぶち上がり、強烈なインパクトを残して幕を閉じた。

あっという間にライブ本編が終了したように感じたが、思い返すとMCは3曲目の後の1回のみで、なんとそれ以外はノンストップで楽曲とダンストラックをぶっ通しで披露し続けた。
その圧倒的なパフォーマンスを見せてくれた櫻坂46のメンバーに最大限の敬意を表し讃えたい。
楽曲とパフォーマンスで勝負するのだというグループの姿勢とその本気をライブから感じられ、改めてチーム櫻坂46が大好きだという気持ちでいっぱいになった。

アンコールでは「Buddies」でトロッコに乗ったメンバーが登場しBuddiesの近くへ。曲名の通り、ファンとの一体感を感じさせるパフォーマンスでBuddiesへの感謝を伝えた。
キャプテンの松田はツアーを振り返り、以下の言葉をBuddiesへ向けて届けてくれた。
「4月の愛知からスタートし、東京ドーム3DAYS、そして初めての京セラドーム。Buddiesと共に駆け抜けてきました。このツアーでまだ達成できなかったことを、やり遂げることができました。応援してくれるBuddiesがいたから、諦めずにここまで来ることができました。改名してからは、前が見えづらいこともあったし、櫻坂の色ってどんな色だろうって、たくさん模索してきました。でも諦めずに、櫻坂に全力で向き合ってきたから、こうして今の櫻坂46があります。私たちとBuddiesはそれぞれを思い合って、それぞれが頑張ってきたから、いろんな夢を掴むことができました。ドームにも立てたし、満開の桜を見ることもできたし、櫻坂らしさを見つけることができました。このメンバーとなら、Buddiesとなら、何だってできると私たちは思っています。でも、坂道グループという言葉を知ってる人はいるけど、そこから櫻坂という名前が出ることはそう多くはないんじゃないかなって思うことがあります。でも本当に熱くて最高のグループを私はもっとたくさんの人に知って欲しいです。日本のみんなが知らない人はいないぐらい大きなグループになりたいです。そしたらきっと、いろんな夢が叶って、櫻坂を見てもらう機会が増えて、耳にしてもらう機会が増えて、そしてBuddiesにもたくさん会えると思います。その時に私たちは、どんな高い壁が立ちはだかっても、夢を諦めずに最後まで追い続けます。Buddiesにもそれぞれの人生があります。それぞれの人生を輝かせるために私たちは、Buddiesのそばにずっといます。だからBuddiesも自分の夢をあきらめずにずっと進んでください。そして一緒に、まだ見たことのない景色を見にいきましょう。Buddiesのみんな、準備はいい?これからも一緒に夢を追い続けていきましょう。櫻坂46をこれからもよろしくお願いします!」
この松田のコメントに本当に勇気づけられた。
櫻坂にはBuddiesがいるし、Buddiesには櫻坂がいる。
それぞれが思い合って頑張ってきたからこそ、今ここで素晴らしい景色が見られているが、ここからまた先にいくためには今までよりもさらに高い壁が立ちはだかるだろう。
しかし、どんなときもBuddiesに寄り添い、困難を乗り越え一緒に歩んできた櫻坂46となら、乗り越え成し遂げられる気がしてくる。
まだ見たことのない景色を見にいくために、櫻坂46と共に諦めずに夢を追い続けることを決意した。

最後の「櫻坂の詩」ではBuddiesがペンライトカラーを「桜ピンク」にすることで京セラドームに満開の桜を咲かせた。
曲の間奏で的野が締めくくりのコメントを話し出すも、発言する内容が頭から飛んでしまい慌てふためき締まらない状況に。
先程までのソロダンスや曲を踊り上げる格好いい姿からはかけ離れているが、そんな微笑ましい姿が見られるのもまたご愛敬だろう。

これにて3時間を超える京セラドーム公演2日目は終演し、4月から回ってきた「5th TOUR 2025 "Addiction"」が大成功のうちに幕を閉じた。
◼️セットリスト
Overture
ダンストラック(二期生・三期生)
ダンストラック(田村保乃・守屋麗奈・山下瞳月)
ダンストラック(三期生)
ダンストラック(12thシングルBACKSメンバー)
サーカス演出
21.UDAGAWA GENERATION
22.何歳の頃に戻りたいのか?
23.もう一曲 欲しいのかい?
24.承認欲求
ダンストラック(的野美青)
25.Make or Break
アンコール
26.Buddies
MC
27.櫻坂の詩
終演後、モニターに映像が流れ、13thシングルが10月29日にリリースすることと、5th YEAR ANNIVERSARY LIVEが2026年4月に開催することが告知され、会場は歓声に包まれた。
Sakurazaka46
— 櫻坂46 (@sakurazaka46) 2025年8月24日
13th Single
2025.10.29
5th YEAR ANNIVERSARY LIVE
April 2026#櫻坂46#櫻坂46_5thアニラ#Sakurazaka46 pic.twitter.com/tq098BKo3K
今回のツアーでは、スタントマンとサーカス団との共演やMCなしのノンストップライブ等、今までの櫻坂46のライブではなかった初の試みが盛り込まれ、挑戦的とも言える内容であった。
「櫻坂46」という一つのエンターテインメントショーを見ているかのような、グループの一体感を感じる完成度の高いものを見せてくれた。
それは、常に進化を続けるグループの姿を象徴する素晴らしいものであったことは言うまでもない。
チーム一丸となって届けてくれたライブは、今の櫻坂46の「最高地点」を見ることができ、このツアーを経て櫻坂46はまた次のフェーズへと進んだことを確信したライブでもあった。
10月29日にリリースされる13thシングルの活動と、2026年春に開催が決まった5th YEAR ANNIVERSARY LIVEが今からとても待ち遠しい。
「5th TOUR 2025 "Addiction"」を大成功に収め、進化を続ける櫻坂46の今後の活動からますます目が離せない。

終わり