
日本の5人組バンド、NELKE。
2023年に結成された「RIRIKO BAND」が2024年春に改名し「NELKE」となり、現在飛ぶ鳥を落とす勢いで音楽シーンを駆け上がっている、筆者的注目度No,1のバンドです。
今年2025年には全国の音楽フェスにも多数出演しその名を広めると共に、音楽雑誌「ROCKIN’ON JAPAN 9月号」にて、初となるメンバー5人のインタビューも掲載されました。
そんな「ROCKIN’ON JAPAN」を出版している音楽情報メディア、rockin'on.comの「10リスト」はみなさんご存じでしょうか。
例として[Alexandros]の「10リスト」を貼っておきます。
アーティストの名曲をrockin'on.comが10曲選び、公式のMVなどの動画と文章を交えて紹介している記事です。
2017年頃~これまでたくさんのアーティストの「10リスト」が公開されてきました。
NELKEは今年のrockin'on主催の「JAPAN JAM 2025」に初出演し、「COUNTDOWN JAPAN 25/26」への出演も決まっているので、一生聴き続けられる名曲10(10リスト)もあるかもしれないと思い探しましたが、現時点(2025年12月中旬)では見つかりませんでした。
ないなら自分で作っちゃえ!
ということで、今回は「【保存版】NELKE入門編!一生聴き続けられるおすすめ楽曲5選」と題して、NELKEをまだあまり知らない人に向けて筆者が特におすすめしたい楽曲を5つ紹介したいと思います。
どの曲もそれぞれ良さがある、バラエティ豊かな5曲となっているので、どれか1つでもお気に入りを見つけていただければ幸いです。
ちなみに筆者は全部大好きです!
それでは、1曲目から順に紹介していきます!
目次
1.Incarnation
2024年7月14日に配信リリースされた「Incarnation」はNELKEを語る・勧める上では欠かせない、バンドの代表曲の一つであると思っています。
ドイツ語で「カーネーション」を意味するNELKE。
花びらが集まって一つの花として強く咲くように、RIRIKO一人で作ってきた音楽が、一つのバンドとして力強く生まれ変わる(incarnation)という意味を込めてバンド名が命名されたと公式サイトのプロフィールに記載されており、そんなNELKEというバンドを象徴する曲となっています。
まるで木漏れ日が差し込むように、ちゃんしおさんの柔らかく包み込むようなタッチで奏でられるキーボードの音色から幕を開けるイントロ。
そこにボーカルRIRIKOさんの透明感のある歌声と他の楽器の音が重なり、ゆっくり語りかけるような曲調で曲は展開されていきます。
「まだ見ていない景色があるからね」と開放的に歌われるサビでは、強いメロディとRIRIKOさんの透き通る声による力強い歌唱が特徴的で、筆者も含め多くの人が魅了されています。
明るい曲調の曲ですが、「どうして完全に嫌えない?だけどやっぱり成功者を見ることは辛い」など、作詞を手掛けたRIRIKOさんが音楽を続けてきた中で感じていたと思われる気持ちを赤裸々に綴った歌詞もこの曲の大きな魅力の一つです。
曲の終盤、「La la la la la la la la...」とコーラスで歌われるパートでは、ライブで観客も巻き込んでの大合唱を響かせ、感動的な空気が生み出されます。
聴いていると力が湧いて元気を与えてくれるこの曲。
ライブで必ず聴きたいしこれからも歌い続けてほしい、そんな一曲です。
また、シンガーソングライター優里さんのYouTubeチャンネル「優里ちゃんねる」にて、優里さんとNELKEのボーカルRIRIKOさんがアコースティックバージョンで「Incarnation」を歌うコラボ歌唱動画がアップされています。
貴重なアコースティックバージョンで二人の素敵な歌声が重なり合う「Incarnation」が聴けますので、こちらもぜひ見てみてください!
2.バイバイアクター
2曲目に紹介するのは「バイバイアクター」。
とりあえず上記の動画を見てみてほしいです。
NELKEの公式YouTubeチャンネルで公開されている、2025年3月12日に恵比寿LIQUIDROOMにて行われたNELKEのワンマンライブ "Fullfocus" のライブ映像になります。
「ドラム、Kei!」とRIRIKOさんの呼びかけによってドラムのKeiさんが軽快なドラムビートを打ち鳴らし、そこに重ねるように伊藤雅景さんがギターリフをかき鳴らすと、その演奏にタケダトシフミさんのベースとちゃんしおさんのキーボードも乗っかることで重厚な音圧を感じるNELKEのサウンドが生み出されます。
満を持してボーカルRIRIKOさんが「バイバイアクター」と呟くとイントロへ突入し一気にAメロへとなだれ込みます。
この流れが本当に美しい。こんなにテンションが上がる曲の入り方を筆者は他に知りません。
このような楽曲をより引き立てるライブパフォーマンスもNELKEの大きな魅力の一つです。
この曲は恋人との別れを歌った曲となっており、別れ際の心情が情景描写と共にリアルに表現されています。
アップテンポかつ大迫力の演奏と、RIRIKOさんが表情豊かに歌い上げる姿は叙情的であり、ライブでも必見です。
また、2番のサビ直前にベースのタケダトシフミさんが打ち鳴らすベーススラップがカッコよく、見所の一つです。
総じてNELKEの演奏力の高さが感じられる一曲にもなっていますね。
NELKEのライブ定番曲であり、ライブで必ず盛り上がるキラーチューンとなっています。
3.花図鑑
次に紹介するのは、NELKEの楽曲で唯一ミュージックビデオがある「花図鑑」。
この曲もNELKEを語る上では欠かせない、メンバー5人が集まり初めて作られた楽曲であるという、NELKEのはじまりの曲です。
曲は哀愁漂う雰囲気がありつつも、瑞々しいバンドサウンドを感じる王道ギターロック。
声には澄んだ印象を保ちながらもどこか気怠さも感じるRIRIKOさんの歌唱と特徴的なギターリフから曲は展開していきます。
そんなギターリフですが、ギターの伊藤雅景さんがNELKE加入前に、RIRIKOさんからこの曲のギターアレンジを頼まれた末に生まれたものであるというのはファンの間では有名な話です。
その声を聴いて何かを確信し「俺に弾かせてくれお願いだからなんでもするから」と懇願して生まれたのが花図鑑のギターリフなんだね https://t.co/JtHSvjdl2U
— 伊藤雅景 (@mskg__i) 2025年10月15日
夏のひと時をそのまま切り取ったような情景と、そこからすくい取ったような心情が歌詞に微細に描写されています。
一瞬でその模様が頭に浮かんでしまう解像度の高さに、曲を初めて聴いたとき思わず感動したのを忘れられません。
ここで歌われている「夏」は、単なる季節としての意味だけではなく、すぐに過ぎ去ってしまう日々の1ページの瞬間に抗う様子や、過ぎ去った後に初めてその価値に気づかされる瞬間を比喩的に描いているようにも考えられます。
歌詞を読み込むことで、より味わい深く感じられる曲にもなっていますね。
夏が夏だと気づく前にも、それ以外の季節にも、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。
NELKEの等身大のこの曲が、これからもたくさんの人に愛され歌われ続けますように。
4.ロリポップサイダー
「やけに晴れ渡る空で 僕は泣いていた ロリポップキャンディーと炭酸水 何かになるその前に"僕"になれてるか? この甘さじゃもうダメなのか?」
RIRIKOさん1人での弾き語りで、時にはアカペラで堂々と歌われる上記のサビのフレーズから幕を開ける、"自分らしくいること"をテーマに歌った曲、「ロリポップサイダー」。
元々ボーカルRIRIKOさんがソロのシンガーソングライターとして活動されていたときにリリースされた曲ですが、NELKEのライブでも数多く披露されるライブ定番曲となっており、2024年10月21日には【NELKE完全新録ver.】でNELKEとしてもリリースされた曲です。
それだけ長くRIRIKOさんが歌い続けてきた、大切にしている曲であると言えるでしょう。
自らの生き方や在り方に悩みもがき、揺れ動く心情が「ロリポップキャンディ」と「炭酸水(サイダー)」に例えられ、繊細に描かれています。
胸を打つメロディと熱く歌われる歌詞とは裏腹に、曲からはまるで炭酸飲料水を思わせるような清涼感を感じますね。
また、「未来が無限すぎるから むしろ辛いよな」と語りかけるように歌われる歌詞には、背中を押すというよりは隣にそっと寄り添ってくれるような、そんな優しさが感じられます。
きっとこの曲に救われた人は筆者を含めたくさんいるだろうし、これからもたくさんの人を救っていく曲になるだろうと思っています。
理想を追い続ける日々の中で自分を見失いそうになったとき、自分自身を受け入れること・自分らしく生きていくことの大切さに気づかせてくれる、そんな自分自身を見つめ直すきっかけをくれる一曲です。
5.カレンデュラ
最後に紹介するのは「カレンデュラ」です。
人間誰しもが感じたことがあるであろう「寂しい」という感情。その恐ろしさを孕んだエネルギーを歌と演奏に込めて衝動的に解き放つことで、切り裂くほどの鋭さをもって聴き手の心に突き刺さります。
イントロからハイスピードで駆け抜けるように展開されるこの曲は高難度の演奏技術を要しており、特にドラムKeiさんの繊細かつ力強いドラミングが光っていますね。
2025.11.24
— Kei (@drum_kkkkkk) 2025年11月24日
歌舞伎町MUSIC CHRONICLE
カレンデュラ/NELKE#KMC2025 pic.twitter.com/l1A6yQcSvR
そんなアップテンポで攻撃的かつ華やかさも感じるこの曲。
間奏に突入すると、メロディ際立つ芯のあるキーボードの音色は暴走するようにさらに太く鳴らされ、荒々しく掻き鳴らされるベースとギターはさらに躍動し轟音を響かせ、大迫力のドラムストロークはより力強く重厚さを増し他の楽器音と混じり合うことで、確かな臨場感を持って我々を旋律の渦に巻き込むように迫ってきます。
まるで今まで溜めていたものを一気に爆発させるかのような強烈的な演奏に思わず圧倒され、心を揺さぶられるのです。
それほどまでにこの曲が持つパワーは凄まじく、初めてライブで見たときに体感した爆発力が衝撃的で忘れられません。
筆者的NELKEのライブで生で見てほしい曲ランキングでぶっちぎりのNo,1です。
気になった方はぜひライブで見て感じてほしい。きっと見たあなたの心も震わせられるでしょう。
ぜひあなたもNELKEのライブに足を運んでみませんか?
最後に
いかがだったでしょうか?
バラエティ豊かな5曲、どれか1曲でも読んでくれたあなたの心に残り、NELKEの音楽に触れるきっかけになっていれば嬉しいです。
どの曲も魅力的で本当に5曲全て自信をもっておすすめできます。
というのも、

NELKEの公式から上記の画像が出ており、今回紹介した5曲は画像内の「ライブ前のおすすめ楽曲リスト」の【入門編】の5曲になっています。
公式発信の5選でもあるので、本当にまずはこの5曲を聴いておけば間違いないです!
もっと聴きたい!と思った方は、隣の【ライブ映え曲】を聴くことをおすすめします。
また、2026年元旦にNEW EP「EPILOGUE」がリリースされます。

この「EPILOGUE」は2024年8月1日にリリースされたNELKEのEP「PROLOGUE」の【完全再録EP】となっています。
本記事で紹介した「花図鑑」、「カレンデュラ」も収録されている「PROLOGUE」の3曲に加え、NELKEのライブでの人気曲「好きな人消えて」が加わり新たな形でリリースされます。
2026年初っ端からNELKEの新しい音楽に出会うことができ、今からとても楽しみです。
この記事でNELKEを知ってくださった方は、ここから聴くのもおすすめです。
他にもNELKEの楽曲は各種配信サイトやサブスクリプション等でも聴けますので、ぜひ聴いてあなただけのお気に入りの曲を見つけてみてください!
この記事があなたの知らないNELKEと出会うきっかけとなりますように。
終わり
NELKE公式ホームページ↓
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